こんにちは!水戸スタジオ・工務の坂葉です。

今回は住宅の要である基礎についてお話ししたいと思います。

 

まず基礎とは何か説明しますと『建築物を支え地盤に定着する部分』のことで、

建物の居住部分と地盤面の間にあるコンクリートなどで作られている部分です。

『建物の荷重』や『地震や風圧などの外力』を地盤に均一に伝え、不動沈下を生じないようにする役割を担っています。

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基礎には様々な種類がありますが、弊社では『ベタ基礎』と呼ばれる建物の底板を鉄筋コンクリートで支える基礎を採用しています。

一般的な『布基礎』と呼ばれる建物の壁が出来る下部にのみ基礎を配置する形よりも建物の荷重をより均一に地盤に伝えやすい為、安定性に優れています。

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また、建物の床下が土の状態の『布基礎』とは違い『ベタ基礎』では床下全体に鉄筋コンクリートで一体的に施工する為、床下からの湿気によるカビや腐食、シロアリなどによる被害を最小限に抑えるようにしています。

シロアリはどんな地面の中にも潜んでおり、僅かな隙間からも侵入して土台や柱等の木部を食べていく為、ベタ基礎にすることでシロアリ被害のリスクを回避できるようにしています。

 

工事期間も布基礎に比べてコンクリートの打設回数が2回で済むため工事期間を短縮できる事もメリットの一つです。(布基礎だと3回の打設が必要)

ただ、短縮といってもコンクリートの養生期間をしっかりと取らなければ品質に問題が出てしまうので注意が必要です。

 

ベタ基礎の一般的な寸法は立上りの幅を120㎜以上、底板の厚さを150㎜以上とし、立上りの高さを地盤から400㎜以上確保します。

基礎施工の手順ですが、

①遣り方

建物の正確な配置や高さ出すために建物の周りに木杭や木板を設置し、水糸を張って位置出しをする工程です。

 

②根切り

建物の基礎の底板まで重機を使って土を掘る工事になります。

 

③砕石転圧・防湿シート敷きこみ

地耐力を確保するために砕石を敷き込み、ランマ―等で締固め、砕石の上に地面からの湿気を防止する効果のあるビニールシートを敷きこむ工事です。

 

④捨てコンクリート打設

基礎外周部に墨出しのためのコンクリートを敷きこむ工事です。

 

⑤基礎外周の型枠組立

基礎外周の立上り部分にコンクリートが溢れ出さないように型枠を組んでいく工程です。

 

⑥配筋(鉄筋組み)

鉄筋コンクリートの引張強度を担うための鉄筋を配置していく工程です。

地盤によって鉄筋の径の大きさや配筋ピッチ(鉄筋の間隔)を変える必要があります。

 

⑦床ベースコンクリート打設

基礎のベース(床下部分)のコンクリートを打設する工事です。

 

⑧基礎内部立上り部の型枠組立

ベースコンクリートが固まったら基礎内周の型枠を組んでいく工程です。

 

⑨アンカーボルトの設置

基礎と土台を緊結するための金物を設置していく工程です。

 

⑩基礎立上り部分のコンクリートの打設

基礎の立上り部分にコンクリートを打設していく工程です。

コンクリート打設中にバイブレーター(振動機)を用いてコンクリートを隙間なく行き渡らせることが重要になってきます。

打設後はレベラーと呼ばれる流動性の高いコンクリートを用いて基礎の天端を水平にしていきます。

 

⑪コンクリート養生

コンクリート打設した後、コンクリート強度が出るまで破損防止のための養生期間を置きます。

時期にもよりますがコンクリートの強度発生まで夏季だと3日間、冬季だと5日間ほど養生します。

 

⑫型枠ばらし

コンクリートの強度が出たら型枠を外す工程になります。

 

⑬土間等のコンクリート仕上

最後は仕上工事です。玄関の土間部分や勝手口の階段などのコンクリ―トの増し打ち、コンクリートの打ち継ぎ目や天端の高さ調整等の仕上を行っていきます。

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上記で基礎工事が完了になります。

しっかりとした品質を確保するために概ね3週間から1か月程の工事になってきます。

 

最後に個人的な意見ではありますが、

基礎工事は最初の工事ゆえに一番肝心な工事だと考えています。

基礎にひずみが起きてしまうと建物全体に影響がでてきてしまい、取り返しのつかない状況になってしまいます。

何事も『基礎』が大事ってことですね!

「基礎工事は見ても分からない」と言った理由から基礎工事中は現場に行かなくてもいいと思ってしまいがちですが、顔を出していただくだけで現場に適度な緊張感が生まれ、より品質の向上にも繋がります。

そして何より現場の状況は日に日に変わる為、その時々を見逃すのは勿体無いと思います。

是非、現場に足を運んでみて下さい!